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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、寝ている最中に10秒以上呼吸が止まってしまう状態を言います。そのほとんどが「いびき」を伴います。一般的には40代~50代の男性や、閉経後の女性に見られやすい病気です。寝ている間に無呼吸を何度も繰り返すと体の中の酸素量が通常よりも少ない『低酸素状態』になるため、様々な症状を引き起こします。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群の自覚症状としては、以下のような症状が現れやすい病気です。

  • 夜中に何度も目が覚める
  • 寝ているはずなのに眠気や疲れが取れない
  • 体がだるい
  • 運転中に居眠りしてしまう
  • 仕事に集中できない
  • 頭痛がする

いびきがうるさい、寝ている時に息が止まっていたとパートナーや友人から指摘を受けて検査を希望される方も多くいらっしゃいます。

睡眠時無呼吸

また、睡眠時無呼吸症候群は『血圧』との関係性も明らかになっており、無呼吸が原因となって高血圧症になっている場合があります。このような場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を適切に受けることでお薬に頼ることなく血圧が安定することもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の原因

睡眠時無呼吸症候群は、上気道(鼻や口から喉の奥にかけた空気の通り道)が狭くなることで起こる『閉塞型』が最も多いとされています。その主な原因は『肥満』です。特に首の周りに脂肪がたくさんあると気道が狭くなり、入眠すると舌が下がってくる(舌根沈下)ため更に気道が圧迫されてしまいます。肥満じゃないから自分は大丈夫だと思われる方もいらっしゃいますがそうではなく、扁桃腺が大きい、舌が大きい、顎が小さい、鼻中隔の湾曲など原因は様々であるため、肥満ではない方も睡眠時無呼吸症候群になっている可能性はあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の検査

睡眠時無呼吸症候群の診断のための検査は『簡易検査』と、『PSG(ポリソムノグラフィー)』という2種類の検査を段階的に行います。

 

■簡易検査

症状などから睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、まず『簡易検査』を行います。簡単な検査ですが、睡眠時無呼吸症候群を診断し重症度を測る上では最も重要な検査です。

当院からの指示で専門業者から患者様のご自宅に装置を届けてもらい検査をすることができるため、入院の必要はありません。装置がご自宅に届いたら、寝る前に患者様ご自身で装着します。操作もとても簡単で、指や鼻にセンサーを付け、電源を入れて寝ていただき、起きたら電源を切ります。検査が終わったら装置を返送用の箱に入れ、業者に郵送していただきます。結果は約2週間ほどで当院に届きます。

この簡易検査を受けていただくことで1時間当たり10秒以上の無呼吸や低呼吸が何回起こっているのか、また、同時に血中の酸素濃度が下がっているのかをグラフ化することができます。無呼吸・低呼吸が1時間に何回起こるのかをAHI(無呼吸低呼吸指数)と呼び、一般的にはAHIが5回以上で睡眠時無呼吸症候群と診断されます。また、睡眠時無呼吸症候群の重症度は以下のように分類されます。

  • 軽症…AHI=5~15回/時間
  • 中等症…AHI=15~30回/時間
  • 重症…AHI=30回以上

AHIが20回以上あった方(1時間に20回以上無呼吸・低呼吸が起こっている方)は積極的な治療が必要とされており、保険適用でそのまま治療に取り掛かる出来ます。

通常はこの簡易検査の結果だけで、治療が必要な程度の睡眠時無呼吸症候群であるか診断することができますが、解析の結果によっては更にPSG(ポリソムノグラフィー)という精密検査が必要になる場合があります。

 

■PSG(ポリソムノグラフィー)

睡眠時無呼吸症候群には気道が狭くなって起こる『閉塞型』の他に、脳・神経・心臓などが原因となって起こる『中枢型』や、それらが混在する『混合型』と呼ばれる種類があります。

PSG(ポリソムノグラフィー)では指先に付けるセンサーだけでなく、心電図、脳波、鼻や口からの気流、お腹の動きなどを精密に測定し、睡眠時無呼吸症候群の種類や詳細、重症度をより正確に診断します。一泊入院が必要な検査となりますので、この検査が必要と判断される場合にはご相談の上、連携している病院をご紹介させていただきます。当院からの主なご紹介先は以下の病院です。

  • 国立循環器病研究センター
  • 済生会吹田病院

 

睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療についてはいくつかありますが、最も標準的なのは経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP:Continuous positive airway pressure)と呼ばれる治療です。また、肥満の方については減量も効果的です。

 

■CPAP

寝る時に鼻にマスクを装着し、そこから空気を送り込むことで気道が塞がるのを防ぎます。顔にバンドでマスクを固定したり、装置が空気を流す音などがあるため、最初は気になって眠れないと外してしまう方もおられますが、一時的なものでしばらくして慣れると熟睡できるようになる場合が多いです。

このCPAP(シーパップ)の装置も、簡易検査の時と同じように専門の業者からご自宅にお届けすることができます。付けている間の解析データが自動的に当院に届くようになっていますので、1か月~2か月程度に一回通院していただきその期間の治療効果をご説明しています。

 

■減量

体重の増加をきっかけにいびきが増える方も多く、体重管理は睡眠時無呼吸症候群においても非常に重要な治療の一つです。ですが直ちに体重を落とすことは出来ないので、次の日からすぐに無呼吸に対して効果が出るものではありません。適度な運動を心掛け、食生活など生活習慣を見直してCPAPの治療を併用しながら継続していく必要があります。

高血圧の予防

 

当院で検査や治療を受けられます。

成人の睡眠時無呼吸症候群では、高血圧や将来的な脳卒中・心筋梗塞などを引き起こす危険性が健康な方と比較し3~5倍程度上がると言われています。しかし、CPAPの治療を行うことで健康な方と同等な死亡率まで低下することが明らかになっています。睡眠時無呼吸症候群の検査や治療は当院で受けることができますので、ご心配な方や何か気になっている症状がある場合は当院にご相談ください。

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